チベット・ネパール3

ヒマラヤ山脈旅行記

buchijoyceさんの旅行記

テーマ:

旅行記タイトル:チベット・ネパール3

旅行期間:2000/10/01〜2000/10/12

旅行記の内容:3日目。


目覚ましを持ってきた人が5時半に起こしてくれることになっていたが、起こされるまでもなく、みんな起きて支度をしてしまった。
カトマンドゥは暑いが、ラサを頭に入れて、ブラウスの下に半袖のシャツを着込み、スウェターを着た。


6時にはロビーで迎えを待っている。


空港に着くと、荷物チェックに長い列。
窓口にはまだ人気がない。
前に列んでいる人に「ラサはここか?」ときくと「そうだ」という。
ここが列だと後ろをさす。
そこでその後に並んで待っていたのだが、時間が進むと乗客がわんさとやってきた。
そしてあろうことか、列など無視して並び始めた。
ツアコンは束になったパスポートを握って前列に立っている。
殆どが白人。


「Stand in line.」と叫んでも知らん顔。
ならば歯には歯をだ。
列をぬけてカウンターの前に陣取る。
ところが私はチビだから、背の高い連中にもみけされそう。
「Mちゃん、強引にやって」「Nさん、サポートして」と選手交代。
Mちゃんは要領よく、団体の前に6人分のパスポートを滑り込ませた。


チベット旅行は団体(5人以上)でないとビザが出ない。
前もってビザを申請して、グループ毎のビザを取る。
名前とパスポートナンバーと生年月日まで書き込まれた一覧表を見ながら、係員はそれをパスポートと航空券とを確認してから搭乗券をくれるので時間がかかる。
Nさんの役割は、表の名前とパスポートを合わせてやること。
これをやってやるとかなり速度が上がる。
ただ空港使用券を買い忘れて、もう一度バンクに走る。
空港使用料は17ドル。


もみくしゃになりながらも、搭乗券、荷物預けはすんだ。
私の荷物は全部機内持ち込みだ。


出国表を書き、イミグレイションで出国のシールを貼ってサインして貰う。
それから待合室に入り、更にもう一度手荷物検査を受ける。
入り口が男性と女性に別れていて、女性には女性の係員が
ボディチェックをする。
チェックがすむと搭乗券の裏に係りがサインをして出口で他の係員がスタンプを押す。
そしてやっと搭乗口のある待合室に入ることになる。


待合室のドアが開いた。
搭乗券の半券を切って貰い、飛行機まで歩いていく。
タラップを上がろうとすると、係員がラッゲージはないのかときく。
手荷物だけだと答え、そのままタラップをのぼり、席に着く。
荷物を預けた仲間はなかなか来ない。

「どうしたの?」と入ってきた一人にきくと、下で預けた荷物を各自確認してから、飛行機に積み込んでいるのだという。
来ない二人は荷物がまだ来ていないから、待っているのだという。

「ほらね、荷物は手荷物に限るでしょう。
もっと、コンパクトにしなさい」「ハーイ」

カトマンドゥからラサまで1時間。
9時50分発だが時差があるから向こうには11時50分になる。


翼はヒマラヤのたおやかな白き峰々を横に見ながら飛ぶ。
歓声があがる。
チョモランマ(エヴェレスト)だ。
となりにカンチェンジョンガ。
いずれも8千m級の山だ。
私の席は窓側だが、残念ながらチョモランマ側ではないので、姿は見えるが写真を撮ることは出来ない。
反対側にすわっているMちゃんにカメラを渡し、シャッターを切って貰う。


クンガ空港が近づくにつれて、乾いた山々の間に青々とした湖がいくつも見えてきた。
とてもきれいだ。
空港の近くに町はない。


飛行機をおり、空港事務所まで歩く。
辺りの山々は草木もない荒涼としたむき出しの禿げ山。
空は青く、日差しは暑い。
「なにこれ」「太陽に近いんだから熱いんだよ」入国票を書き、ビザ表(往復2枚)を渡し、グループ毎にチェックをし、帰りのビザ表を受け取り、外に出る。
パスポートに入国の印は押さない。


外に出ると、迎えが待っていた。
名前をきくと発音はちょっと難しいがソンゾと聞こえるのでソンゾさんと呼ぶことにした。
ソンゾさんがひとりづつの首に白い薄いウェルカム・スカーフをかけてくれた。
このスカーフ(名前が思い出せない)は寺院や仏様に巻き付けられている。


車の中でさっそくソンゾさんをつかまえてチベット語のレッスンを受ける。
クンガ空港からラサまで1時間半。
車はヤルツァンポ川の支流をあがっていく。


ヤルツァンポ川は遠くカイラス(信仰の山)の山から流れ出し、ヒマラヤ山脈の東を下って、インドでプラファトラ川となり、ガンジスに合流してバングラデシュに下る大河だ。


チベット独特の民家があり、屋根にさされた竹が風で舞っている。
遠くにヤクや羊の姿も見える。
そのうちにみんなうつらうつらしてしまった。
これがくせ者だったとは、だれも気がつかなかった。


ラサに入ると、広くて舗装され、両側に歩道がある道がまっすぐに続いている。
「滑走路になるんだよ」「嘘でしょう?」「いや、ここがどうかは知らないけど、旧ソ連ではいざというときに滑走路に使えるように、まっすぐな道をつくったんだよ」

ラサ飯店はホリディ・インとの合弁で出来たホテルだときいていたが、真四角な趣もまるでない建物。
入り口は色とりどりの造花と中国的なあの赤い垂れ幕がはでやかに出迎える。
面白いから写真に撮る。
クンガ空港を出たのが12時半、2時の到着だ。


さすが5星。
ホテル内はきれいだし、部屋もひろい。
ほほう、カトマンドゥとは格段の差だね、とよろこんでいる。
窓からは広い敷地を囲むように植えられたリンデン(菩提樹)が黄色く色づいてとてもきれいだ。
 昼食を取らなかったので、早めの夕食にしようとロビーに下りてくると、Hさんが頭が痛いといいだした。
この人はオランダ・ベルギー旅行から帰って間もない。
疲れが残っているのだろうか。


ロビーにいた日本人団体がガイドから酸素枕を受け取り、使い方を教わっている。

「それどこにあるんですか」ときくと、日本語が達者な中国人ガイドが「これはお客様のために私どもが用意している酸素枕です。
このホテルにもあるはずですよ。
具合がわるいのですか?」
「いえ、私は何でもないのですが、あの人が頭がいたいと言うんですよ。

「空港に着いたときに、薬を飲んだ方がよかったですねぇ。
気がつかないうちに眠くなったでしょう。
酸素の影響ですよ。
私どもは空港でこの薬をみなさんに差し上げているんです」といって、天・・という中国製の薬を見せた。

「これどこで売っているんですか?」
「このホテルの売店にもあります」「いつ飲んでもいいんですか?」
「はい大丈夫です。
酸素がすくないことが原因ですから、なるたけ水やお茶をお飲み下さい。
水やお茶には酸素が含まれていますから、自然に酸素補給になるのです。
そしてアルコールは飲まないで、肉も止めて野菜をお取り下さい」と。


売店で天・・を買ってきた。
1箱30元。
能書きを見ると高山病も書いてある。
開けると、小さなビンに入った液体とストローがついている。
「まずい」「いやだ」と言いながら、飲んでみる。
ついでに酸素ボンベ(20元)も買った。
すごく軽い。


夕食時も何でもなかったのだが、一眠りして頭が痛くて目がさめた。
鼻もぐじゅぐじゅする。
喉も痛い。
風邪の症状だ。
治りきっていないまま出発したから、ここで出たのだろうと思っていたが、これが高山病だったのだ。
 

写真:3日目。


目覚ましを持ってきた人が5時半に起こしてくれることになっていたが、起こされるまでもなく、みんな起きて支度をしてしまった。
カトマンドゥは暑いが、ラサを頭に入れて、ブラウスの下に半袖のシャツを着込み、スウェターを着た。


6時にはロビーで迎えを待っている。


空港に着くと、荷物チェックに長い列。
窓口にはまだ人気がない。
前に列んでいる人に「ラサはここか?」ときくと「そうだ」という。
ここが列だと後ろをさす。
そこでその後に並んで待っていたのだが、時間が進むと乗客がわんさとやってきた。
そしてあろうことか、列など無視して並び始めた。
ツアコンは束になったパスポートを握って前列に立っている。
殆どが白人。


「Stand in line.」と叫んでも知らん顔。
ならば歯には歯をだ。
列をぬけてカウンターの前に陣取る。
ところが私はチビだから、背の高い連中にもみけされそう。
「Mちゃん、強引にやって」「Nさん、サポートして」と選手交代。
Mちゃんは要領よく、団体の前に6人分のパスポートを滑り込ませた。


チベット旅行は団体(5人以上)でないとビザが出ない。
前もってビザを申請して、グループ毎のビザを取る。
名前とパスポートナンバーと生年月日まで書き込まれた一覧表を見ながら、係員はそれをパスポートと航空券とを確認してから搭乗券をくれるので時間がかかる。
Nさんの役割は、表の名前とパスポートを合わせてやること。
これをやってやるとかなり速度が上がる。
ただ空港使用券を買い忘れて、もう一度バンクに走る。
空港使用料は17ドル。


もみくしゃになりながらも、搭乗券、荷物預けはすんだ。
私の荷物は全部機内持ち込みだ。


出国表を書き、イミグレイションで出国のシールを貼ってサインして貰う。
それから待合室に入り、更にもう一度手荷物検査を受ける。
入り口が男性と女性に別れていて、女性には女性の係員が
ボディチェックをする。
チェックがすむと搭乗券の裏に係りがサインをして出口で他の係員がスタンプを押す。
そしてやっと搭乗口のある待合室に入ることになる。


待合室のドアが開いた。
搭乗券の半券を切って貰い、飛行機まで歩いていく。
タラップを上がろうとすると、係員がラッゲージはないのかときく。
手荷物だけだと答え、そのままタラップをのぼり、席に着く。
荷物を預けた仲間はなかなか来ない。

「どうしたの?」と入ってきた一人にきくと、下で預けた荷物を各自確認してから、飛行機に積み込んでいるのだという。
来ない二人は荷物がまだ来ていないから、待っているのだという。

「ほらね、荷物は手荷物に限るでしょう。
もっと、コンパクトにしなさい」「ハーイ」

カトマンドゥからラサまで1時間。
9時50分発だが時差があるから向こうには11時50分になる。


翼はヒマラヤのたおやかな白き峰々を横に見ながら飛ぶ。
歓声があがる。
チョモランマ(エヴェレスト)だ。
となりにカンチェンジョンガ。
いずれも8千m級の山だ。
私の席は窓側だが、残念ながらチョモランマ側ではないので、姿は見えるが写真を撮ることは出来ない。
反対側にすわっているMちゃんにカメラを渡し、シャッターを切って貰う。


クンガ空港が近づくにつれて、乾いた山々の間に青々とした湖がいくつも見えてきた。
とてもきれいだ。
空港の近くに町はない。


飛行機をおり、空港事務所まで歩く。
辺りの山々は草木もない荒涼としたむき出しの禿げ山。
空は青く、日差しは暑い。
「なにこれ」「太陽に近いんだから熱いんだよ」入国票を書き、ビザ表(往復2枚)を渡し、グループ毎にチェックをし、帰りのビザ表を受け取り、外に出る。
パスポートに入国の印は押さない。


外に出ると、迎えが待っていた。
名前をきくと発音はちょっと難しいがソンゾと聞こえるのでソンゾさんと呼ぶことにした。
ソンゾさんがひとりづつの首に白い薄いウェルカム・スカーフをかけてくれた。
このスカーフ(名前が思い出せない)は寺院や仏様に巻き付けられている。


車の中でさっそくソンゾさんをつかまえてチベット語のレッスンを受ける。
クンガ空港からラサまで1時間半。
車はヤルツァンポ川の支流をあがっていく。


ヤルツァンポ川は遠くカイラス(信仰の山)の山から流れ出し、ヒマラヤ山脈の東を下って、インドでプラファトラ川となり、ガンジスに合流してバングラデシュに下る大河だ。


チベット独特の民家があり、屋根にさされた竹が風で舞っている。
遠くにヤクや羊の姿も見える。
そのうちにみんなうつらうつらしてしまった。
これがくせ者だったとは、だれも気がつかなかった。


ラサに入ると、広くて舗装され、両側に歩道がある道がまっすぐに続いている。
「滑走路になるんだよ」「嘘でしょう?」「いや、ここがどうかは知らないけど、旧ソ連ではいざというときに滑走路に使えるように、まっすぐな道をつくったんだよ」

ラサ飯店はホリディ・インとの合弁で出来たホテルだときいていたが、真四角な趣もまるでない建物。
入り口は色とりどりの造花と中国的なあの赤い垂れ幕がはでやかに出迎える。
面白いから写真に撮る。
クンガ空港を出たのが12時半、2時の到着だ。


さすが5星。
ホテル内はきれいだし、部屋もひろい。
ほほう、カトマンドゥとは格段の差だね、とよろこんでいる。
窓からは広い敷地を囲むように植えられたリンデン(菩提樹)が黄色く色づいてとてもきれいだ。
 昼食を取らなかったので、早めの夕食にしようとロビーに下りてくると、Hさんが頭が痛いといいだした。
この人はオランダ・ベルギー旅行から帰って間もない。
疲れが残っているのだろうか。


ロビーにいた日本人団体がガイドから酸素枕を受け取り、使い方を教わっている。

「それどこにあるんですか」ときくと、日本語が達者な中国人ガイドが「これはお客様のために私どもが用意している酸素枕です。
このホテルにもあるはずですよ。
具合がわるいのですか?」
「いえ、私は何でもないのですが、あの人が頭がいたいと言うんですよ。

「空港に着いたときに、薬を飲んだ方がよかったですねぇ。
気がつかないうちに眠くなったでしょう。
酸素の影響ですよ。
私どもは空港でこの薬をみなさんに差し上げているんです」といって、天・・という中国製の薬を見せた。

「これどこで売っているんですか?」
「このホテルの売店にもあります」「いつ飲んでもいいんですか?」
「はい大丈夫です。
酸素がすくないことが原因ですから、なるたけ水やお茶をお飲み下さい。
水やお茶には酸素が含まれていますから、自然に酸素補給になるのです。
そしてアルコールは飲まないで、肉も止めて野菜をお取り下さい」と。


売店で天・・を買ってきた。
1箱30元。
能書きを見ると高山病も書いてある。
開けると、小さなビンに入った液体とストローがついている。
「まずい」「いやだ」と言いながら、飲んでみる。
ついでに酸素ボンベ(20元)も買った。
すごく軽い。


夕食時も何でもなかったのだが、一眠りして頭が痛くて目がさめた。
鼻もぐじゅぐじゅする。
喉も痛い。
風邪の症状だ。
治りきっていないまま出発したから、ここで出たのだろうと思っていたが、これが高山病だったのだ。
 

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